ドラッグストアのツルハHD[3391] が快進撃を続けています。
ドラッグストア業界トップの２０００店舗到達です。
その背景について述べたいと思います。
ドラッグストア大手のツルハホールディングス（HD、札幌）は2日、福島県に2千店目となる店舗を開設した。グループのドラッグストア出店数が2千店の大台に達するのはツルハHDが初めて。ツルハHDは2024年5月期に3千店にする目標を掲げており、さらなる規模拡大を目指す方針だ。
ドラッグストア業界が出店攻勢を仕掛けています。
ツルハホールディングスのドラッグストアの店舗が増加しています。M＆Aで同業他社を傘下に収めて大幅に増加しています。現在の店舗数は２０００店越えです。
競合他社のコンビニエンスストア業界は、業界トップのセブンイレブンが２万点超えと、まだ１０倍の店舗数の差があります。コンビニ業界と比較してマーケットが小さいドラッグストア業界がなぜ出店攻勢をかけているのでしょうか？
ドラッグストアが出店攻勢をかける背景は？
日本チェーンドラッグストア協会の調査によると、17年度の全国の総店舗数は1万9534店で前年度より660店増えた。販売資格が必要なため、コンビニエンスストアやスーパーマーケットが取り扱えない医薬品で利益を確保し、食料品や日用品などを安価に販売することで、他の業態の売り上げを浸食。最近は調剤薬局を併設した店舗も増やし、集客している。
ツルハドラッグをはじめ、ドラッグストア各店は、利益率の高い医薬品で利益を出しています。
tarluの家の近くにはツルハドラッグはありませんが、ウェルシアHD率いるウェルシアはあります。一度店舗に行ったのですが、コンビニと比較して品ぞろえは悪いですが、商品価格は安いです。ペットボトルの飲料などは食品スーパーと同程度に安いです。
食品スーパーと同等の安さで、出店攻勢をかけていると思います。価格政策に関しては当面、コンビニ各社は防戦一方であり、ドラッグストアの攻勢が続くと思われます。
株価チャート
コンビニ２社 とドラッグストア２社の２年チャートを記しました。コンビニ２社が株価現状維持に対してドラッグストア２社の株価は好調です。このチャートが、ドラッグストア業界とコンビニエンス業界の力関係を示していると言えます。
